FAXで画像は送信できる?ネットFAXで添付できる写真の解像度とは?
インターネットFAXは、WEBブラウザやEメールでインターネットを介して相手にファイルデータを送信できるサービスです。
別ページでも紹介していますが、対応しているファイル形式はPDFの他、オフィスソフトで使われるエクセルやワードやパワーポイントがあります。
サービス提供会社にもよりますが、画像や写真ファイルのJPGやGIFという形式も対応しています。
このページでは、その解像度について検証していきます。
FAXで画像や写真は送信できるの?
まず最初に、「FAXで画像や写真は送信出来るの?」と言う疑問を持つ方も多いと思います。
結論から先に言うと、FAXは画像や写真を送ることが可能です!
普段よく見るFAXが文章や文字中心の方もいらっしゃると思いますが、FAXでは画像や写真を送ることも可能です。
通常のFAXの場合は、送りたい画像や写真をFAX機で読み込んで送りましょう。
インターネットFAXでは、送りたい画像や写真をPDFやjpgなどに変換することで送信が可能です。
PDFは、文字や図・写真などの画像が配置された状態で保存されているデータ。
jpegは、一般的な静止画像のデータです。
カラー画像の場合は注意!
ここで注意しておきたいのが、送信したいFAX画像がカラーの場合。
FAXを送る側はカラーでもモノクロでも区別なく送信することが出来ますが、受信する側では基本的にモノクロで出力されることが多いのを理解しておきましょう。
カラーでFAXを受信することはできないの?
色情報を維持した状態でFAXを受信する事が出来るFAX機は、限られています。
- コニカミノルタのbizhubの一部の機種
- エプソンのビジネスプリンターの一部の機種
- brotheのMFC-9200Jなど一部の機種
など…。
比較的機能が多い機種で可能になっているようです。
FAXを送りたい相手が上記のようなFAX機なら、カラーのFAXを送って受信してもらう事も可能です。
- 該当の機種を使用している
- FAXの受信設定をカラーにしている
この条件にあてはまるケースのみ、カラーでFAX受信をすることが出来ることを覚えておきましょう!
カラーのFAXは、そもそもモノクロより情報量が多く容量も大きくなります。
電話回線を介して送受信するにはメリットよりデメリットの方が大きく、モノクロが主流になったと言う流れがあるようですね。
カラー画像をモノクロにする方法
カラー画像や写真をFAXで送信したい場合、モノクロにする必要があります。
ここではカラーの画像や写真をモノクロに変換する方法や注意点を紹介していこうと思います。
なぜあらかじめ画像をモノクロにする必要があるの?
色情報の含まれた画像・写真をFAXすると、通信負荷がかかったり、送信先で画像が劣化する可能性があります。
あらかじめモノクロにすることで、きれいなFAXが送れるんですね!
カラーの画像や写真をモノクロにする方法
ワードやエクセルでモノクロにする
モノクロにしたい画像を選択し、図ツールの書式タブにある色ボタンをクリック。
グレースケールを選択し、モノクロにする。
windowsフォトでモノクロにする
windowsフォトで画像や写真を表示。
編集と作成の「編集」から調整を選び、色をなくしてモノクロにする。
(全体の見え方や白黒のバランスを修正したい場合は、「ライト」や「明瞭度」を調整しましょう。)
フォトショップでモノクロにする
- イメージの中のモードをクリックし、グレースケールを選択する。
- イメージの中の色調補正をクリックし、白黒を選択する。
フォトショップでは、複数の方法で画像をモノクロに出来ます。
色ごとのバランスを整えなければならないモードもあるので、なるべくシンプルにモノクロにしたい方は上記2つの方法がおすすめです。
印刷されたカラーの画像や、プリントされた写真をモノクロにする方法
印刷された図・画像や写真をモノクロにしたい場合は、
- スキャンしデータにした画像・写真を、前項の手段でモノクロにする
- 画像・写真をデジカメやスマホで複写し、モノクロにする
これらの方法を用いましょう。
デジカメやスマホはあらかじめモノクロモード・グレースケールモードで撮影することも出来ます。
どれも画像の状態を見て、なるべく美しい階調が出ているものを選ぶのが良さそうですね。
画像や写真をモノクロにする際の注意点は?
どの手段でも同じですが、モノクロにする前のカラーの状態の紙・データは一定期間保存しておきましょう。
色情報を破棄したり保存形式を変更すると画像が縮小され戻らないケースがあります。
また、モノクロのFAX画像で細部の確認がとれなかった場合、元データを参照し直さなければならないこともあります。
元データの取り扱いにはくれぐれも気を付けましょう!
ネットFAX送信時の画像解像度は?
インターネットFAXを利用している方の中には、FAXの送信に時間がかかってしまうので、使い勝手が良くないという意見もあるようです。
とはいえ、この問題はファイルのスキャンをする際の解像度の設定を変更することで解消できるんです!
解像度ってなに?
解像度とは、dpiという単位で表されるもので、1インチに対して入るピクセルの密度のことをいいます。
解像度が低くなると、その分マス目の大きさが大きくなるため、角ばった画像となってしまいます。
反対に解像度が高くなると、マス目の大きさが小さくなる(=細かくなる)ため、より画像が鮮明になるのです。
このことから、より綺麗に画像が見えるようにするためには、より高い解像度が必要ということになります。
つまり、この解像度が高ければ高いほどスキャンする際に読み込む情報が多くなってしまう=時間がかかってしまいます。
ただし、サービス提供会社の方で送信できるファイルの容量の上限を設定している場合もあります。
極端に解像度が高い画像を送ることはできないこともありますよ。
インターネットFAXの利用の際には、この解像度の設定が重要視されます。
送信する目的やファイルの内容に応じた設定をしたり、データの圧縮を行うようにして、相手に伝わりやすいバランスのFAXデータを作成しましょう。
これによって、よりスムーズなやりとりが可能になります。
大抵のインターネットFAXの解像度の標準値は、
に設定されています。
ですので、文字だけの原稿であればそのまま送信すれば問題ありません!
JPGやGIFなどの画像データの場合、あらかじめ圧縮などをして元の解像度を下げておくという方法もあります。
インターネットFAXの基本的なファイル形式であるPDFに変換を行っておくのもひとつの方法ですよ。
まとめ
せっかくFAXデータを送ったにも関わらず相手に伝わらないというのであれば、送る価値も半減してしまいます。
画像には用途によって適切な解像度がありますので、ほんの少しの工夫を行うことで改善していきたいものですね。
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